小柴クリーニングは現会長が創業して、現社長が精力的に店舗拡大を進め、広島県内全域に１６０店舗持つまでに至りました。小柴さんはその二代目の後継ぎとして生まれ、幼少期から父に連れられてクリーニング工場に行き社員の方に遊んでもらっていたそうです。学生時代にはアルバイトで店舗の受付を行い、入社後も受付、工場勤務からはじめました。
この時培った現場の目線は現在、経営に携わる上でも非常に役に立っていると言います。

ストレスの少なく仕事ができる環境づくり

会社経営にあたって小柴さんが大事にしているのは社員の方々がストレスの少なく仕事ができる環境づくりです。
その一例として最近取り組んだのは、キャッシュレス決済端末の入れ替えです。

これまで、クレジットの決済端末、電子マネーの決済端末など店舗には４つの決済端末があり、さらに現金も扱っているため集計や店締め作業など社員の方に負担がかかっていました。問題を解決するために1つの端末で４つの決済が可能な機械の導入を行いました。結果お金の管理が一元化され、受付業務が改善されました。現場の仕事をご経験しているからこその視点、取り組みです。

プラスαで価値を提供する

一方、お客様に対して、小柴グループで大事にしていることもお聞きしました。「私たちはお客様が清潔に快適に生活できるような情報をお客様に伝えます。実は業界では当たり前でも、一般に知られていないことはたくさんあります。

ただ衣類を預かって、きれいにしてお戻しするだけではなく、プラスαで価値を提供することが小柴クリーニングの強み.お客さんの中にはクリーニング屋は全部同じだと思っている人も少なくないと思います。ただその同じクリ―ニングの中でも本当は、会社によって特長は異なります。小柴グループでは、その強みや業界の常識をあえて表に出してお客さんに伝えることをはじめました。」

この場所をこれから生まれる子供たちにも
好きになってもらいたい

最後に呉に対しての思いをお聞きしました。呉発祥のクリーニング屋として、僕自身生まれ育った街に貢献したい思いがあります。
街の取り組みに参加をしたり、呉ものがたりとのコラボをすることもそのためです。自分にとって呉はとても心が落ち着く場所。この場所をこれから生まれる子供たちにも好きになってもらいたいです。