甲斐さんが経営する株式会社丸昌は食肉加工、食肉販売店の運営並びに食料品卸、食品冷凍業など食品に関わる事業を行なっています。
学生時代は会社を継ぐつもりはなく、したいことをする、と考えていました。
しかし高校、大学ではやりたいことが見つからず、さまざまな職業につくことを考えたと言います。医療関係の仕事に就くことを考えたり、接客業に自分は向いてるんじゃないかと模索をした日々だったという。

そんな中で免許を取ったことがきっかけで車に興味が出たことから、大学卒業後は自動車メーカーの営業職に就職します。
でも実はその会社、就活では面接で苦戦し一度断られるも、持ち前のガッツでアルバイトとして１ヶ月通い仕事ぶりを見てもらい信用を得て入社をしたという甲斐さんの努力と胆力による縁でした。

わからないことの連続だった

そんな経緯で入った自動車メーカーで働き3年目の頃、創業者の祖父が倒れてしまいました。
そのことがきっかけで、前職をやめ丸昌に入ったが当初はわからないことの連続だったと言います。
社長不在の会社をどうにかしなければならない。何度も何度も病院にパソコン持っていき父に「これでいいんか？」いうて聞きに行ってを繰り返しながら仕事を覚えていったそうです。

「まだわからないことが多い。」そんなことも素直に話す甲斐さん。その謙虚さとひたむきさが魅力です。
若くして会社を継ぎ、仕事と向き合う中で呉ものがたりへの掲載を決めたのも甲斐さんでした。

呉ものがたり編集長枝岸はじめと同年代の経営者同士、呉を盛り上げたいという想いは同じ。
今日も新しい挑戦を続けています。